株価暴騰は本当に喜んでいい?
長期投資目線で考える「上がった時・下がった時」の本当の意味
先日の日曜日の選挙結果を受けて、株価が大きく上昇しました。
ニュースやSNSでは「株価暴騰!」「資産が増えた!」といった声も多く見かけます。
確かに、評価額が一気に増えると安心感があるのは事実です。
NISAで投資をしている人なら、「よしよし、順調だな」と感じた人も多いでしょう。
でも、長期投資の目線で見ると、この株価上昇は本当に手放しで喜んでいいのでしょうか?
積立投資をしている人ほど、株価上昇=プラスとは限らない
積立投資は、毎月(あるいは毎日)決まった日に、決まった金額を淡々と投資する仕組みです。
この「約定日」に株価が高いか安いかで、同じ金額でも買える量が変わります。
- 株価が高い → 少ししか買えない
- 株価が安い → たくさん買える
つまり、
株価が暴騰した日に積立日が重なると、「高値づかみ」になる可能性があるわけです。
逆に、リーマンショックやコロナショック、最近でいえば〇〇ショックのような
数年に一度の大暴落時。
評価額はガクッと下がって、精神的にはかなりきついですよね。
でも、その日に積立が行われていたらどうでしょう。
食べ物の「カブ」で考えてみる
ここで、投資を「食べ物」に置き換えて考えてみます。
普段、スーパーでカブが1個100円で売られているとします。
特に気にもせず、いつも通り買っていました。
ところがある日、市場のニーズが下がり、
特売で1個50円になりました。
多くの人はこう思います。
「え、安いけど、人気ないのかな…」
「今日は買うのやめとこうかな…」
でも、あなたはいつも通り買いました。
それから数か月後、数年後。
カブの人気が高まり、1個200円になりました。

このとき、50円で買ったカブはどうでしょう?
- 評価額は一時的に下がっていたかもしれない
- でも結果的に、かなり安く仕入れられていた
株式投資も、これと本質は同じです。
株価は誰にも読めない
重要なのはここです。
株価が明日上がるのか、下がるのかを正確に当てられる人は存在しません。
- 選挙結果
- 金利
- 災害
- 有名投資家の発言
どんな材料があっても、結果は後にならないと分からない。
だからこそ、
- 上がった時に一喜一憂しない
- 下がった時に怖くなってやめない
この「感情を排除した仕組み」として、
淡々と積み立てる投資=ドルコスト平均法が有効だと言われています。
ドルコスト平均法が「最適解」と言われる理由
ドルコスト平均法は、
- 高いときは少なく買い
- 安いときは多く買う
これを自動的にやってくれます。
人間が感情でやろうとすると、
- 上がっているときに買いたくなる
- 下がっているときに怖くて買えなくなる
この逆をやってしまいがちです。
だからこそ、
面白味はないけど、再現性が高い方法として
長期投資では評価されているのです。
1種類のものだけに投資するのは危険
もう一歩踏み込んで考えてみましょう。
もし、あなたが
カブだけを大量に買っていたとします。
その年に、
- 天候不順
- 病害
- 災害
が起きて、カブが全滅したらどうでしょう。
これは投資でいう「倒産」や「業績悪化」と同じです。
だから、
- カブだけでなく
- ニンジン
- キャベツ
- じゃがいも
いろいろな野菜を少しずつ買っておく。
さらに、
- 肉
- 魚
- 果物
と、ジャンル自体も分けておく。
これが分散投資の考え方です。
なぜ「オルカン」が選ばれやすいのか
オルカン(全世界株式)は、
- 国
- 業種
- 企業
を自動的に分散してくれる商品です。
一社がダメになっても、
一国が不調でも、
世界全体が一気にゼロになる可能性は低い。
過去の歴史を見ても、
世界経済全体は長期的には成長してきました。
だから、
- 派手さはない
- 一攫千金は狙えない
でも、
初心者が長期で資産形成するには、かなり合理的な選択肢になります。
株価が上がっても、下がっても、やることは同じ
結局のところ、
- 株価が上がった日
- 株価が下がった日
どちらも、
長期投資家がやることは同じです。
淡々と、積み立てを続ける。
評価額の上下は「途中経過」にすぎません。
本当に意味を持つのは、
数年後・数十年後にどうなっているかです。
今日の株価に振り回されず、
仕組みと時間を味方につける。
それが、NISAで長期投資をする一番のコツだと思います。
※本記事はあくまで私自身の考えや体験をもとにしたものです。投資に正解はなく、最終的な判断はご自身で行っていただければと思います。


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